自由民主党

衆議院議員 むたい俊介オフィシャルサイト 長野2区 自民党
https://www.mutai-shunsuke.jp/

  • トップページ|Top page
  • プロフィール|Profile and career
  • 理念・政策|My policy
  • 講演・著作・論文|Lecture,writing,thesis
  • 活動報告|Activity report
  • 選挙区の状況|Constituency
  • 後援会のご案内|Supporter's association
  • リンク|Link
  • ご意見・お問い合わせ|Tell me your opinion

理念・政策・メッセージ

[印刷用ページはこちら]

2024.07.02

「篠原孝代議士が私を「保守エコロジスト」と認定」


 立憲民主党の代議士で長野県第一選挙区を地盤としている篠原孝さんとは、長い付き合いです。所属する政党は異なりますが、中山間地を大切にする考え方、環境を大事にする考え方については価値観を共有できる人です。


 その篠原代議士が、「月刊日本」という雑誌の2024年7月号のインタビュー記事で、リニア新幹線、神宮外苑再開発について所見を述べられ、その関連で私のことにも言及されています。篠原代議士はリニア新幹線については批判的なのですが、2022年3月25日の環境委員会で、当時環境副大臣の私に質問をされました。「務台氏にリニアの工事を見直すべきではないかと問うと、現在の計画は民主党政権時代に決定されたものだと嫌味を言われました」と篠原代議士は語っておられますが、私は、実はリニア新幹線については深い思い入れがあるのです。


 私の環境委員会での答弁は、次のようなものでした。「リニア新幹線については、ちょうどこの頃、2011年の5月に中央新幹線の小委員会で、いわゆる南アルプスルートを採択するんだという答申が出されました。私はあの時落選中で。当時は諏訪ルート、伊那谷ルートを長野県としては推していた、これが直交ルートに変えられたちゃったものですから、私は本当に、落選中の立場では、本当に残念で残念で、何度も何度も松本駅前で、おかしいおかしいと街頭演説をしたことが思い出されます。当時は2011年、民主党政権の下での、篠原先生が政府にお入りになったときの採択なので、その後こういう形で南アルプスルートでの事業が進んできたということなので、まあ、返す返すも、もし今回のような議論が政府の中でしっかり行われていれば、ひょっとしたらルートの選定についても別段の配慮があったんじゃないかなあと、感慨深く今の篠原先生の御質問を承っておりました」


 私は、落選中、街頭演説でリニア新幹線ルート案見直しの問題点を訴えたことに加え、考え方を整理して以下の記事を記し、議論の喚起を求めていました。しかし、当時、篠原代議士が担っていた政権は、無反応でした。


https://www.mutai-shunsuke.jp/print/policy103.html
https://www.mutai-shunsuke.jp/print/policy162.html


 いずれの見解も、南アルプスルートへの変更に対する強い懸念を表明したものでした。当時の民主党政権は、こうした指摘については一顧だにしてくれませんでした。篠原代議士も、今になって課題を適示するのであれば、自ら政権内部に所属していた時期にはっきりと指摘して頂きたかったという趣旨の精一杯の「嫌味」でした。


 ところで、篠原代議士とは、環境関係の分野で思いを共有するところが多々あります。例えば、物価高対策としてのガソリン価格引き下げに関する補助金支出についての対応です。私は、補助金を出してまでのガソリン価格の引き下げは、ガソリン車の活用を促進することになり地球温暖化対策には反することになる、特に高いといわれている日本のガソリン価格はリッター170円台であり、欧州がリッター300円の水準であるなど国際水準からみると相当低い水準でもあり、先進諸国の中では最低水準である日本が、国が補助金を付けて更に安くすることは、脱炭素を進める国際常識からすると批判の的となりうる、との主張をしています。


 これに対して、私と同じ選挙区の立憲民主党のライバル代議士は、ガソリン価格の国際水準は意識すべきではない、わが国の中で長野県が特に高いことは問題でありそれを引き下げる必要がり、トリガー条項も発動して更にガソリン価格を引き下げるべきだ、消費税も引き下げるべきだと、脱炭素政策を度外視した国民の負担減を求めています。これに対して同じ立憲民主党の篠原代議士は、ガソリン価格が国際的にみて最低水準の日本で、政府が補助金を出して更に引き下げ、更にトリガー条項を発動して税金を低くするとしたら、国際会議の場で別メニューの化石賞付与というみっともない評価を受けることになる、とんでもないとの見解を開陳しています。


 同じ国民から選ばれた国会議員でも、長い目で見た国益を重視するタイプと、短期的視点で見て迎合的な主張を行うタイプと、二つのタイプの議員が存在するようです。


 その篠原代議士から、私は、「保守エコロジスト」という評価を頂戴しています。超党派「山の日」議員連盟の事務局長として「山の日」という新たな国民の祝日を制定したこと、神宮外苑の再開発に当たり自然環境を極力保全する対応を求める議員連盟にも参加していることからそのように御認識頂いているようで、大変光栄なことです。そして、その認識は、私の心境に全く一致しています。


 私は国会開会中は、毎朝、自宅近くの明治神宮を歩いています。最近は、神宮に棲む野鳥のヤマガラが手のひらに飛来するという機会にも恵まれています。できれば、政界の南方熊楠と呼ばれるようになりたいなあと夢想しながらこれからも神宮の森に通い、保守エコロジスト代議士として仕事の成果を出して行きたいと願っています。


←戻る

▲ページTOPへ