自由民主党

衆議院議員 むたい俊介オフィシャルサイト 長野2区 自民党
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理念・政策・メッセージ

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2014.01.25

「国政選挙に「ふるさと選挙」制度を」

〜都会に出て行った若者を故郷に取り戻す仕組み〜


 2014年新年の松本市と安曇野市の成人式に招かれ、華やかで活力ある新成人の門出を見守った。最近の若者は一頃に比べてお行儀がよくなったと言われているようだが、大勢が集まった成人式も概ね整然とした雰囲気の中で営まれていた。


 成人式に集った松本市と安曇野市の若者の多くは、都会に出て行って成人式の為に戻ってきた人たちである。若いうちに生まれ育ったところと異なるところに出て行って外の空気を吸うことは良いことである。生まれ育った故郷の有難さというものは、外に出て行って始めて実感できることもある。


 願わくばこれらの若者が、一度は都会に出て行っても、いずれは故郷に戻ってくる気持ちを大事にして欲しいと願わずにはいられない。


 何故ならば、人口増時代ならばいざ知らず、高齢化と少子化が急速に進む中で、若者が都会に出て行きっぱなしになるということは、長野県のような若者輩出県にとっては、地域の支え手の若者の確保が出来ないことになる。


 新年の成人式の際には、挨拶の機会は与えられなかったが、仮に挨拶が出来たとしたら、「都会に出て行ってもいずれは戻ってくるという気持ちを持ち続けて欲しい」とお願いしたところであった。


 そして、都会に出て行った若者に故郷との繋がりを維持するために、私は「ふるさと選挙」の仕組みを提案したい。2011年9月に、私がメルマガで主張した内容(*注)であるが、2014年1月13日の日経新聞紙上で芹川洋一論説委員長も同趣旨の提案を行っており、敢えて再度主張したい。


 一票の格差の是正により、ますます地方選出の国会議員の数が減り、都会出身の国会議員数が増えようとしている。しかし私自身の経験的実感として、東京に居住していた頃に、自分の住所地選出の国会議員には殆ど興味が沸かず、自分の出身地域の長野県の国会議員の動向には大きな関心があった。東京の住所は頻繁に変わったが、自分の本籍や出身地の実家の住所は変わらない。いずれ故郷に帰るものだという漠然とした思いもあった。たまたま住んでいる現住所地選出の国会議員よりも、自分の故郷を守ってくれる国会議員に対する思い入れの強い人は決して少なくない。


 そういう思いを選挙制度に反映できないものか、とかねてから考えていた。一票の格差を是正するという憲法論だけで都会出身の国会議員ばかりが増えていっていいものか。私は都会に住んでいても、国政選挙の投票は自らの故郷で行いたいという人の意思を活かす制度があってもいいのではないかと思う。


  「ふるさと納税制度」が導入され、自らの住所地以外に住民税の選択納税が可能となっている。国政選挙においても、同様の「ふるさと選挙制度」といった仕組みの工夫が考えられないものか。例えば、衆議院の小選挙区選出国会議員については有権者による投票選挙区の選択を認める、或いは次善の策として、都会における地方出身者を想定した潜在的地方有権者層を想定した一票の格差の議論を行う、といった制度作りの議論もあり得るのではないか。


 そのようにすることで、都会に出て行った若者が故郷のことを常に意識し、いずれは故郷に戻る気持ちを持ち続ける種火ともなりうる。既に、自民党の部会の場では、そのような趣旨の発言を行っているが、是非制度改正に結び付く賛同の輪を広げていきたい。


(*注)2011.09.19メールマガジン
https://www.mutai-shunsuke.jp/policy148.html


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