自由民主党

衆議院議員 むたい俊介オフィシャルサイト 長野2区 自民党
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むたい俊介メールマガジン第17号 2009.03.12

地域の声を国政につなげ
地域の声で国政を変える

〜むたい俊介メールマガジン〜

〜〜目次〜〜

1、メッセージ 「子供の農山村体験の全国展開で子供と地域を元気に」
2、お知らせ
・大町「時局セミナー」の開催
・「連続ミニ集会」のお知らせ
・「日本再生のキーワード」の紹介動画
・ホームページ更新のおしらせ

〜〜〜〜〜〜


「子供の農山村体験の全国展開で子供と地域を元気に」
〜動き始めた「子ども農山漁村交流プロジェクト」〜


 地域再生に関しては各地で様々な取り組みが行われているが、私はその中でも地域再生と子供の教育を一体的に考える構想を進めることが非常に効果的であると思っている。


 現在、都市の子供を農山村で短期間過ごさせるプログラムは全国で動いており、子供が大いに成長している事例は多々ある。派遣元では武蔵野市のプログラム、受け入れ側では飯田市や川上村のプログラムが著名だ。


 私は、かねてよりこれを全国展開するシステムとして組み込むべきと考え、総務省時代にこのプログラムの創設に関わってきた。現在の小中学校の各学年の人数はおおよそ100万人である。この子供たちを、例えば半月毎、年に10ヶ月にわたりクラス単位で合宿させ農村で過ごさせる。半月で100人だとひと月で200人、10ヶ月では2,000人になる。100万人を2,000人で割ると、全国で500箇所の受け入れ先が必要となる。廃校に手を加えたり、寄宿舎を整備したり、農家にホームステイしたりと、受け皿の整備を行う。通年にわたり経常的に2,000人規模の子供が、農村地域に入り込んで生活をするということになると、地域社会でスモールビジネスが成り立ち、地域経済の活性化にもなる。受け入れ側の農山村にとってもビジネスとして成り立つような仕組みというのは、継続性の面から見て大事なポイントである。


 最近の学校基本調査によると、小・中・高校ともに各学年に120万人前後の生徒数を数える。最近の出生数は100万人程度であり、この数が、将来の生徒数として見込める数だ。毎年100万人規模の児童生徒に、学校教育の一環として農山村に親しんでもらう機会を付与し、情操教育の手段としていくことは、現代社会にあって公教育の荒廃が叫ばれている中で、極めて有効な視点である。おまけに、そのことが地域社会にとっての活力の源にもなるということは、一石二鳥である。


 先行的に短期間の農村交流を実施している武蔵野市では、山村滞在を果たした生徒が見違えるように元気になって帰ってきている。この事業を開始した当時の土屋正忠武蔵野市長は、当初1ヶ月の農村滞在を考えていたものの、学校の教師の側の負担を考え、9泊10日の短期滞在に止めたとのことであったが、それでも学校の教師の負担、補充の教師の確保、派遣経費など武蔵野市の負担は決して少なくないとのことであった。それでも、生徒が農村訪問後、見違えるようになって帰ってくるのを実感した親の熱烈な支持があり、学校の教師の側も「負担になるからやめよう」とは言えない雰囲気があるのだそうだ。


 武蔵野市の成功を見た千葉市でも、同趣旨の農村への生徒の交流を始めたとの話を、以前、農林水産省都市農業・地域交流室の幹部からも伺った。都市と農村の交流事業に詳しい同幹部の認識も、一番のネックは、確実に負担の増える学校現場の教師なのだそうだ。最近とみに学校現場の負担感が高まっている中で、教師の負担感の課題は想像に難くない。


 しかしながら、工夫をしていくことは十分可能である。例えば、学校の教師は、普段どおりの授業をすれば十分。交流事業を支えるのは、地元であったり、NPOであったり、地域社会であったり、要は受け皿のシステムを確立していけば課題は解決可能であると思われる。


 現在は団塊の世代が大量に退職している途中である。これらの人たちは、体力・気力・経験・資金力がある。引退して何をしたらいいのか、迷っている。まだまだ仕事をしたい人もいるだろう。しかし仕事だけではない社会貢献にも乗り出したい気持ちの人は多いはずだ。その人たちの潜在的気持ちを引き出す仕組みを組み立てることができれば、学校現場の先生方に過度な負担を負わせずに済む算段は可能である。更に言えば、現在の世界経済の混迷の中で、多くの人が雇用の場を失いつつあり、これらの人たちの活躍の場としても工夫の余地がある。


 こうした子供の農村体験プログラムの展開次第では、団塊世代の農村移住も促進されることにもなる。子供たちの壮大な地域間交流が、実は凄まじいばかりの地域経済活性化のプラスの相乗効果を生むことになり得る。


 ところで、あまり目立った報道振りがなされていないものの、実は2008年度から、総務省・農林水産省・文部科学省の三省連携で、「子ども農山漁村交流プロジェクト」が動き出している。5年後に、年間に小学生1学年120万人の地域間交流を目指し、5年間で、農山漁村における宿泊体験の受入体制の整備等を進めることとしている。このプログラムの始動には私も深く関与したが、これは関係省庁が活用可能な政策手段を持ち寄り、地域再生と子供の情操教育向上という一石二鳥の効果を目論んだ政策である。


 こうした地道であるものの、しっかりとしたプロジェクトの存在を世間に広く知ってもらい、地域社会と次世代を担う子供を元気にするために多くの人たちの協力を促す運動もまた大事なことなのである。


自民党長野県第2選挙区支部長 務台俊介


*注 長野県第2選挙区の区域は松本市、安曇野市、大町市、長野市の一部(旧大岡村、豊野町、戸隠村、鬼無里村)、東筑摩郡(朝日村、生坂村、麻績村、波田町、山形村、筑北村)、北安曇郡(池田町、小谷村、白馬村、松川村)、上水内郡(飯綱町、小川村、信濃町、信州新町、中条村)です。区域の地図はこちらのリンクでご覧いただけます。


[お知らせ]〜〜〜〜〜

大町市にて「時局セミナー」開催
元外務省事務次官、前駐英大使の野上義二氏をお迎えして、「世界金融危機と地域経済」をテーマにご講演頂きます。
3月22日 13時30分〜 JA大北アプロード(信濃大町駅前)(地図
聴講無料です。お気軽に参加ください

連続ミニ集会〜みなさまのところへお伺いします!
政策を語り、皆様の生の声をぶつけていただく場です。
お近くの会場、または予定が合う日におでかけください。
3月13日(金)19時30分〜 大手公民館(松本市)
3月14日(土)19時30分〜 城東公民館(松本市)
3月15日(日)16時〜 真々部公民館(安曇野市豊科)
3月15日(日)19時〜 一日市場公民館(安曇野市三郷、明盛神社となり)
3月16日(月)19時30分〜 第二地区公民館(松本市)
3月17日(火)19時30分〜 安原公民館(松本市)
3月18日(水)19時〜 池田町商工会館(池田町)
3月19日(木)19時30分〜 南部公民館(松本市)
「うちのところでやってほしい!」とのリクエストも募集中です。

「日本再生のキーワード〜欧州に見る地域の力」(イマジン出版社)発売中 !
むたい俊介が昨年、自治体国際化協会事務所長として過ごしたロンドンでの経験をまとめたエッセイ集です。
日本の地域社会再生のヒントが沢山詰まったものになりました。本人の紹介動画もあります。
皆さん、ぜひお手にとってご覧ください。ご購入はこちらでどうぞ。

オフシャルホームページ更新のおしらせ

https://www.mutai-shunsuke.jp/
https://www.mutai-shunsuke.jp/i/(携帯用)
にて、詳細な政策・理念、また写真、動画つきの日々の活動記録などを掲載しています。
たとえばミニ集会の模様などのページができました。是非ご覧ください。

このメールマガジンは名刺交換をさせていただいた方、メール等を下さった皆様にお送りさせていただいております。
日頃の政治活動を通じて得た、皆様の声、メッセージ、政策のヒントなどを定期的にお伝えしています。
なおバックナンバーはホームページで公開しております。

メールマガジン、HPへのご感想、ご指摘、また、個別政策へのヒント、ボランティアなどのご支援、意見交換会や集会などの開催依頼を募っております。
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