自由民主党

衆議院議員 むたい俊介オフィシャルサイト 長野2区 自民党
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理念・政策・メッセージ

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2018.09.01

「保育料無償化と森の保育園」


 台風の影響が残る8月24日の昼に、安曇野市穂高のアルプスのすそ野の林の中にある森の保育園「森の子」を訪問させて頂きました。鬱蒼と茂る林の中で子供たちが元気に飛び回っていました。道を隔てた至近距離にたまたま猿が出没しているのを目にしましたが、子供たちは驚くこともなく平然と遊びを継続していました。日常的に自然と触れ合う中で生きるための知恵をしっかりと身につけていることを実感しました。


 2002年に野外保育の教育効果の高さに目覚めた保育者が支持する保護者とともに立ち上げた「森の子」保育園には、園舎と言える施設はありません。ちょっとした小屋に机と椅子が並べられている、雨天には、雨を避けるために木々にテントを渡らせるという、トム・ソーヤの拠点のようなわくわく感のある施設です。そこは、保育士の方々だけではなく、親も共に集い共同で子育てをする施設です。こうした野外保育の教育的機能の大きさに注目した長野県では「信州やまほいく認定制度」を制度化し、こうした活動に取り組む保育所、幼稚園、認可外保育施設を問わず助成制度を設け支援しています。


 生き抜く力を育む森の保育園が、実は存続の危機を迎えているという訴えを園児のお母さん方から伺いました。消費税の引き上げにタイミングを合わせた保育無償化が2019年10月から予定されていますが、その無償化の対象に、園舎を持たない野外保育を行っている「森の子」のような認可外保育施設は、保護者の就労形態によって幼児が「保育を必要としない」と判断されれば無償化の対象とならないとされているからです。一般的な幼稚園や認定こども園については「保育を必要としない」家庭の子供でも無償化の対象になっていることと差異がつけられています。


 こうした制度設計の結果、森の保育園に行かせたいのだけれどもやむなく無償の保育サービスが受けられる他の保育所、幼稚園を選択する親御さんが出てくることになり、そのために森の保育園は閉鎖に危機に瀕するという懸念が生じているのです。謂わば、経済学における消費者の「逆選択」が行われることになるのです。


 保育を必要としない家庭について認可外保育施設だけが無償化の対象外と整理されたことについては、与党の議論にも参加していたのでそれなり理由があることは理解できます。一方で、県が「信州やまほいく認定制度」で認定している保育施設のような運営に高い評価が与えられている施設についても無償化の例外となることが正しい選択なのかどうかについては議論が必要です。


 敢えて園舎を持たないで自由な空間の中で子供の生き抜く力を養っている森の保育園が、無償化という国の制度により淘汰されることはあってはなりません。森の保育園に子供さんを委ねている若い母親の皆様10人以上の皆様と「森の子」保育園地で意見交換をしましたが、政治の力で野外保育を生かして欲しいという強い要請を承り、私なりに努力していくことを約束しました。


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