自由民主党

衆議院議員 むたい俊介オフィシャルサイト 長野2区 自民党
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理念・政策・メッセージ

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2012.02.14

「便利さと裏腹の危うさの時代」


 ネット上での情報のやり取りなしの生活が考えられない時代になっている。電気店に久しぶりに顔を出すと、情報機器の進歩には目を見張る。早く、安く、内容豊富になっているネット環境は人間の活動の領域と可能性を限りなく高めている。


 Facebookというmixiとさして変わらぬSNSが世界中で多くの参加者を集めたために株式上場により数兆円の時価総額の価値を生み出そうとしている勢いには息を飲む。ネット環境が整ったためにこうした価値が生まれてきたということだ。ネット環境の整備により、ちょっとしたアイデアが、時間と空間の制約を超え全世界に瞬く間に広がる醍醐味がそこにはある。


 一方で、ネット環境の整備は危うい局面を生み出す。頭の良い犯罪者集団がネット環境の進化に便乗して不正な手段で金儲けを試みることが容易になっている。


 金融機関が頻繁に送ってくる情報の多くは情報漏えいの危険性を警告するものである。実際のところ、ごく最近私も危うい立場に臨むことも経験した。


 Facebookやツイッターで情報のやり取りしている米国人の女性から、英国のウェールズのスウォンジーを旅行中、パスポートとクレジットカードの入ったカバンの盗難にあい、当面の資金が必要となり、2000ドルを送金してほしいというメールが入った。多数の宛先にメールが送られ、彼女のFacebook上ではそのような書き込みがないため、不審に思い、私と彼女しか知らないはずの質問を送ったところ返事がないため、犯罪であると判断した。そしてその後、彼女のFacebook上で彼女のメールアドレスがハッカーにより盗みとられ悪用されたことが判明した。一見尤もらしい理由をつけて、金を巻き上げる手段もインターネットは提供するのである。


 こうした騙しのテクニックはインターネットだけではない。過日、84歳になる私の母親のところに、88歳の父親が昔引っかかった原野商法で購入した北海道の土地を売りに出さないかとの電話が何度も入った。母親はどうしてよいか分からず、たまたま夜に電話がかかってきた折に私が電話に出た。話を聞くと、「中国人が北海道の土地を欲している。父親が購入して塩漬けになっている土地が高値で売れる可能性がある」、という話であった。話がうまく誘導されているなあ、と感心していたところ、最後になって、中国人に売るためにインターネットでの募集などの手数料が30万円ほどかかるのでそれを予め振り込んでほしいという話になった。売れなかったらどうなるのかと聞くと、売れるように努力する、という話であった。これは危うい話だと認識し丁重にお断りした。そうこうしているうちに、2-3ヶ月が経過した最近、NHKテレビで、昔の原野商法の被害者宅に端から電話をかけ、再度の詐欺を働いた集団が逮捕されたとのニュースに遭遇した。我が家に何度も電話をかけて来た男もそのグループのメンバーに違いないと認識した。


 騙される人は、何度も騙される。注意力が少ないと言えばそれまでかもしれないが、高齢者にレベルの高い注意力を求めることは酷である。ましてやインターネットを駆使した手法でその手段が巧妙化している中ではいつ自分自身がその被害者になるか分からない。政治の世界ですら、詐欺的マニフェストにより有権者を騙すことを厭わぬ姿勢が無反省に継続している。甘言やうまい話に騙されない注意力を養う制度的・体系的な教育訓練体制が今こそ求められている。


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