自由民主党

衆議院議員 むたい俊介オフィシャルサイト 長野2区 自民党
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むたい俊介メールマガジン第216号 2014.07.16

地域の声を国政につなげ
地域の声で国政を変える

〜むたい俊介メールマガジン〜

「満蒙開拓平和記念館訪問で想起した集団的自衛権の意味」


 7月11日、長野県南木曽町の土石流被害現地視察の折に、途中の阿智村にある満蒙開拓平和記念館を初めて訪問した。平成25年4月に開館した記念館には、多くの方々が訪れている。国策として満州移民を余儀なくされ、終戦時に塗炭の苦しみを受けた当時の現状が生々しい証言をもとに伝えられている。


 その中で、満蒙開拓の原因として、当時、農村地域の農家所得が激減し、どうやって農家の人たちを食べさせていくか、という貧しさからの脱出が原点にあったという資料に目が留った。申すまでもなく、国策として満蒙開拓に大陸に渡った日本人は、日本側から見ると国策の犠牲者であったが、中国の皆さまから見ると疑いもなく日本からの「侵略者」であった。


 私の父親は若い頃、この満蒙開拓団の子供たちを教えるために旅順師範学校に入学し、卒業を繰り上げて関東軍に入隊、入隊後間もなく終戦、その後シベリヤ抑留という過酷な体験をしている。父親は記念館竣工の直前に鬼籍に入ったが、今回その父親の気持ちとともに記念館を訪問した。


 記念館でふと想起したのが、満蒙開拓と集団的自衛権の論理的関連性であった。


 貧しさからの脱出を目指し、満蒙に未来をかけた当時の日本に類似している国はどこなのか。我が国は戦後復興の中で、満蒙開拓によっては実現できなかった豊かさを結果として手にし、今では少子高齢化で地域の保全が大きな課題となりつつある。一方の中国は、国際法秩序を尊重するようにとの米国をはじめとした国際社会の説得にもかかわらず、膨大な人口を養わなければならないとの強迫観念から独自の主張を展開し、領土的主張を控えるそぶりは見せない。


 この現状を認識するにつけ、過去の歴史を振り返ると、戦前の日本の姿勢がまるで今の中国の姿であるかのように私の眼には映ってしまう。


 過去の我が歩んだ不幸な歴史は、勿論我が国自身が厳しく教訓として学習しなければならなければならないが、それとともにその教訓を同様の道を歩み始めている近隣諸国にも正しく伝えていく必要があるのではないか。


 歴史に、仮にということはない。しかし、当時の中国に、例えば米国との間に集団的自衛権というものが存在していたとしたら、その時点で日本は果たして中国に進出する冒険を冒したであろうか。


 日本国憲法の平和主義は素晴らしい理念である。これにより我が国が国際紛争に巻き込まれることなく過ごせてきたことは得難いことである。しかし世界の警察官としての米国の役割の弱体化、東アジアにおける米中の力関係の変化、北朝鮮の核武装といった我が国をめぐる安全保障環境が大きく変わる中で、日本の安全保障をどうやって確保して行くのか、平和をどうして維持して行くのか、真摯で冷静な国民的議論が求められている。


 尖閣諸島への進出を思いとどまらせるためには、日米同盟に些かの揺るぎもない状態を確固たるものにしていかなくてはならない。集団的自衛権が認められないために、仮に我が国の防衛のために尖閣諸島を守りに来てくれている米艦船が攻撃された場合に、自衛艦がそれを支援できないという事態は、日米同盟にどのような影響を与えるのか。


 集団的自衛権の容認に反対する人も、賛成する人も、皆、平和を望んでいる。問題はその平和の実現の手段である。喩えれば、平和の実現という山の頂を目指すのに、登山の仕方が異なる、すなわち集団的自衛権なしで登るのか、集団的自衛権を踏まえて登るのか、ということではないか。集団的自衛権容認が戦争への道に導くと訴えるマスコミや識者も多いが、集団的自衛権は「戦争」という別の頂きを目指すものでは断じてなく、むしろそれを抑止する為の仕組みであると考える。


 その理念は、実は阿智村の満蒙開拓平和記念館の展示の中にも暗黙のうちに語られているのである。記念館の展示から何を読み取るのか、多くの皆様に是非記念館を訪問して頂きたい。


自由民主党長野県第二選挙区 支部長
衆議院議員 務台俊介


[活動報告]■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

7月11日 南木曽村に土石流災害視察に伺う

[お知らせ]■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

「山の日」を国民の祝日とする、祝日法の改正案が今国会で成立しました。

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※法律はHPからご覧になれます


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