2009年の政権交代選挙から丸一年が経過した。あっという間の一年であり、新人で落選した身の上の厳しさを身をもって実感している。
日々接する有権者の皆さまからは、「自民党にしっかりしてもらわなくてはならない。次は頑張れ」との激励の言葉を賜る一方、「まだまだ自民党は反省が足りない。徹底的に反省するまでまだまだ野に居続けさせる」との厳しい指摘も受ける。それでも、政権交代後一年の民主党の政権運営に対しては、幻滅している有権者が多い。しかし、だから自民党に政権を戻す、というところに単純に行かないのが難しいところだ。
政権交代後の一年の間に、長野県においては、参議院選挙、知事選挙があった。私も全力で応援した。参議院選挙では自民党公認の若林健太氏がトップ当選であったが、長野2区の得票率で見ると、衆議院選挙時の私の得票率よりも少なかった。自民党の退潮は変わっていないのである。国政選挙のように党派で争う選挙は有権者の支持政党の選好を問う度合いが強いが、私自身は自分にできる地道な活動に全力をあげている。村井仁元代議士が引退した後空白期間が長かったこの選挙区に2年以上居住する中で、私自身、漸く地に足のついた動きが出来てきたように思える。
後援会組織も徐々に結成、広報版・ポスターの着実な設置、朝夕の街頭演説、ミニ集会、地区訪問、メルマガの毎週発行、本の出版、中小の講演会実施、など自らがやるべき・やれることを積み重ねている。
夕方の安曇野市でのポスター設置の際に、蓋の無い側溝に左足から転落し、両足・左肘に打撲傷を負うというアクシデントにも遭遇した。その場に居合わせ肘に絆創膏を貼って頂いた有権者の方から、「支部長さんも大変だね」と思わずほろりと来る激励も受ける。選挙とは、「有権者の方のお気持ちを頂戴すること」というのが、第2選挙区の先輩代議士の村井仁先生から頂いた言葉であり、この言葉を噛みしめながら、日々の活動を行っている。
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