10月27日に催行の衆議院選挙の結果が判明しました。私は、地域課題をしっかりと国につなげ実現を目指す役割を果たす姿勢を前面に出し選挙戦を戦ってきましたが、結果は惨敗。これまでの選挙の得票率を下回る結果となりました。
政治と金の問題が自民党への大きな逆風となりましたが、政治と金の問題にかかわりを持たなかった私にも大きな影響がありました。このような厳しい情勢の中でも、私の選挙に当たり参集して頂き、献身的に動いていただいた皆様には、心から感謝申し上げたいと思います。
私としては、愚直に地元の課題を受け止めその実現を推進し、これから自分自身が取り組む目標を有権者の皆様にはっきりと明示し、選挙区内の全ての市町村長の応援演説を受けて、政策本位を掲げての選挙戦を戦ってきましたが、底知れぬ規模の逆風の中で、予期せぬ惨敗となりました。今後、地元の課題を政府につなげ、その課題を前に進める与党代議士がいなくなり課題実現機能が極めて弱体化することを懸念します。
私自身の選挙区だけではなく、長野県内の自民党代議士の落選が相次ぎ、全国規模でも自民党が惨敗する結果となっていますが、それでも当選を果たしている同僚議員がいることを思う時、自分自身の非力、不徳の致すところと大反省です。
この手厳しい民意を受けて、政治と金の問題に加え、国会議員の期数制限、世代交代、世襲の在り方の問題も含め包括的な政治改革を推し進めていかなければなりません。
その上で、政治が大きく混乱することは日本の国にとって不幸なことであることは紛れもない事実です。疾風勁草という言葉を引き合いに出すまでもなく、厳しい時代であればこそ自民党が果たすべき役割が問われます。
今回の惨敗を受けて、国民政党、土着政党としての自民党の位置づけを問い直し、原点に立ち戻り自民党の立て直しに全力を挙げていかねばなりません。次の総選挙はそう遠くない時期に行われる予感を感じます。
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