岸田文雄政権発足に伴い6日付けで環境副大臣、内閣府副大臣(原子力防災担当)を拝命しました。6日の夕方、皇居で天皇陛下から親任を受け、官記を賜ったことは感動の一時でした。これまでも複数人で陛下の謦咳に接する機会はありましたが、辞令を頂くのに当たり1対1で視線を合わせ、お言葉を頂くことがこのような感動を覚えるということに、我ながら改めて驚きを感じました。
私は9年間の代議士活動の中で、自然環境の保全、地域の資源活用といったことに価値を見出し、地域を元気にできる仕組みについて自分が政策として取り組みたいと考え活動をしてきたつもりです。
私の地元は、北アルプス、中山間地、農業地域、森林地域、湧水地帯を擁し、美しい景観の下で、ゆったりとした時間の経過の中で時を過ごしてきた地域です。その天賦の環境の中で、地域資源を生かし、地域でお金が回る循環型社会の確立こそが、これからの地方創生の手段であると考えてきました。
そのための手段として、水力、バイオマス、太陽光などの再生可能エネルギーの活用を進める議員連盟に属し、また、自然環境の中で子どもたちが育まれる教育の在り方を探求し、例えば「森のようちえん」の活動を支援してきました。議員連盟の事務局長として「山の日」を法改正により新たな国民の祝日として設定することに奔走したのも、多くの国民の皆様に山に親しんでいただくことで山岳地域を元気にしたいとの思いがありました。
そういう思いの延長線上として、この度の組閣で環境副大臣を拝命したことは、私にとってはこれまでの活動が一定の評価を頂けたものと有難く思っています。3期目の代議士としてこうした役割を頂けたことを大きな励みとして、地球温暖化対策、二酸化炭素削減、再エネ推進、資源循環型社会の実現、エコ社会の実現、自然環境の保全といった地球規模の喫緊の課題に対峙するとともに、環境政策を通じて地域を元気にする活動にさらに広く深く取り組んで参る所存です。引き続き皆様のご指導ご鞭撻を頂けることを切にお願い申し上げます。
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