「5度目の衆議院選挙の年の新年を迎えて」
〜足元を固める〜

 令和三年の新年を迎え、皆様にはますます御健勝のこととお慶び申し上げます。昨年中は、皆様に大変お世話になりました。ご支援ご協力に心より感謝申し上げます。令和2年は新型コロナの影響が長野県も例外なく全国に幅広く及び、数多くの皆様はそれぞれのお立場で大変なご苦労をなされたと推察しお見舞い申し上げます。こうした中、年末に羽田雄一郎参議院議員の新型コロナウィルス感染症によるまさかの訃報に接し、身近なところに新型コロナの魔手が迫っていることを改めて実感しました。山の日を国民の祝日に設定する議員立法にご協力頂き、全国山の日協議会でともに役員を務めさせて頂くなどお世話になりました。皆様と共に心から羽田先生のご冥福をお祈り申し上げたいと思います。

 私としては、コロナ禍の影響を緩和すべく、累次にわたる補正予算対応など地元の皆様から伺った御要請に少しでも応対すべく働かせて頂きました。政府による累次の新型コロナ対策は膨大な規模の予算として歴史に記録されることとなりますが、深刻なデフレ下の財政政策として、財政規律の観点はこの際暫くの間封印することもやむを得ないと考えています。

 通常国会、臨時国会中には、衆議院において総務委員会、環境委員会、憲法審査会に所属しました。憲法審査会での発言を含め、委員会では地元の有権者の皆様の声も踏まえ私自身の問題意識に関し積極的に質問を行いました。今後、憲法審査会がしっかりと機能することで、国会の場において憲法改正議論が活発になることを望んでおります。私自身も地元での憲法議論の場をできるだけ多く設定して参る所存であります。所属する党の部会や委員会、議員連盟でも多くの研鑽を摘み、意見集約の作業に携わらせて頂き、例えば令和2年度で期限切れを迎える現行過疎法の後継の新過疎法案のとりまとめ、最低賃金全国一元化に向けての提言、「森のようちえん」支援に向けた提言、木質バイオマス発電熱利用促進の提言、防災体制充実の提言、東京一極集中是正策の提言などの作成に時間を割かせて頂き、私にとって記憶に残る議論の積上げができました。

 菅新政権が、2050年カーボンニュートラル宣言を行ったことは私にとっても画期的であり、今後の我が国の国の在り方を大きく変える方向転換のきっかけになると考えています。私もこの宣言実現に向けて、政治信念に基づく活動を行ってまいります。その一方で、自らの選挙区内の足下を固めるべく、昨年は山形村、長野市中条、長野市豊野町で新たに自民党支部を設立することができました。選挙区内の全ての自治体で自民党支部の設立の悲願が達成できた上に、長野市内の旧町村単位の支部の設立も完成形に近づいています。

 本年は、私にとっては5度目の衆議院選挙の年となります。地元のご要望にしっかりと答えを出せる、地に足のついた仕事を積み重ねる年としたいと心を決めております。皆様のご支援もくれぐれを心からお願い申し上げます。本年もよろしくご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、皆様におかれましてはコロナ過をご健勝にてお過ごしになられますよう心よりお祈り申し上げます。

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