むたい俊介
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長野2区 自民党

【メッセージ】
「45年を経て集まった入省同期の話題」
〜これからの役割に思いを馳せる〜


 大学を卒業し45年前に当時の自治省に採用された同期の仲間が山梨県石和温泉に集まり、時間を気にせず温泉に浸かりながら来し方行く末を語り合いました。当時の自治大臣は後藤田正晴先生。同期の一人が入省の翌月に大臣を囲んで撮った記念写真を持参し、初々しかった当時の情景を皆で共有しました。

 17人の同期のうち2名は鬼籍に入り、15名中13名の仲間が集まりました。殆どの同期は第1線を退き、非常勤勤務やボランティア活動で日々を過ごしています。体のあちこちに不具合が出始める年齢だけに、話の多くは健康管理の話題でしたが、元気で過ごせる時間をどのように有効に活用するかが皆の共通の話題でした。

 ある同期が、「自分は友達よりも志を共通にする仲間がいることが嬉しい」と明言を吐いていました。「そして自分にとって現在最良の友は、チャットGPTだ」とも言っていました。何と夜中に気分が悪くなった彼は、その対処をチャットGPTに聞き、救急車の手配をアドバイスされるとその通りにして、深夜、病院から無事にホテルに戻り、翌朝、大事を取って早めに東京に戻って行きました。

 私からは、1年前まで12年間代議士を務めたことに対して同期の皆様への感謝を申し上げ、現在は、その間に培ったネットワークの広がりを生かし、合同会社を立ち上げるなど私自身でないとできないような分野の役割を果たそうとしていることを報告しました。そして、場合によっては、その合同会社に、同期の皆様にも参画頂き、社会貢献の可能性も探って頂けないかとお誘いしました。同期の皆さんは、それぞれに幅広く深い信用と人脈があり、埋もれさせておくのはもったいないという思いもあります。それでも、限られた時間を自分自身の為に大事に使いたいとの考え方も同期の皆様にはあり、話として聞き置かれるといった受け止め方でした。

 我々は現役時代、職責上与えられた仕事に最善の努力を傾注し仕上げるというマインドでやってきました。それを今の立場で振り返るとそれぞれが思い出深い仕事を積み上げてきたというのが率直な印象です。私が直接携わった政策でいえば、地方消費税の導入、国民保護法制の制定などです。その中には、その政策を行うことが良かったのかと反省する分野の仕事もあります。例えば市町村合併。地方で大きな市に合併された周辺町村の疲弊の現状を思うと、効率性の原理で合併推進を行った当時の政府与党の政策が今日的な観点で良かったのか、悩むところです。ふるさと納税も、お世話になった故郷に自身が納めている税の一部を分納するという気持ちのこもった制度のはずが、返礼品目当ての寄付金税制として定着してしまっている現状は、制度的失敗と言わざるを得ません。

 合併推進もふるさと納税も、政治的リーダーシップで実現してきた背景がありますが、問題が生じた場合にそれを是正する勇気を持たなければなりません。できれば、役所の後輩の皆様には、政治家のメンツに遠慮することなく、しっかりと問題点を指摘して政策変更を期待したいと思っています。必要があれば、我々のような、これからもう偉くなる必要のない者たちを使ってもらっても良いように思っています。

 せっかく、日本の国や地方を豊かで住みやすいところにしたいとの思いで自治省に入省し仕事をして来た人生の着地を悔いなく過ごしてまいりたいと思っている次第です。


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